ご存知のように、私は強度近視です。
近視のメガネはレンズが厚くなります。
度付きカーブレンズでは、もっと厚くなります。
これは度数を出すにはレンズの表面カーブと裏面カーブを変える必要があるため、表面カーブを深く設定するカーブレンズでは裏面をもっとカーブさせる必要があるからです。
カーブは数字が大きくなるほど深い曲率になってまいりますが、ここでご紹介するOAKLEY・Valveはいちばん深い8カーブ仕様。
それでは、この8カーブ度付きレンズをOAKLEY用にカットしていきましょう。

単純にカットしてもOAKLEYのようなスポーツサングラスには収まってくれません。
それは、フレーム溝の後ろ側が高く立っているからです。
レンズに衝撃を受けた時に後ろにレンズが抜けないような特殊な構造になっています。

そこで、レンズのカット面を前と後ろで高さを変える特別なカットを行います。
この時の設定値が腕の見せ所です。

特殊なカットを施せば…

綺麗に装着が出来ます。
今回使用したレンズは、Kodak製タフネックス耐衝撃レンズにライトグレー+シルバーミラー。
度付きレンズ加工前と同等の耐久性を備えて完成です。
ライトグレーでは目が透けてしまいますが、シルバーミラーにより掛けてしまうと透けることなくクールなイメージを崩しませんね。